工法詳細

黒モルタル工法

  • 重厚感のある唯一無二の質感や高い芸術性など、とにかく“個性的”の一言に尽きる黒モルタル工法。独特な様相から施工場所を選ぶときに気後れしがちですが、使い方によっては意外とどんな空間にも溶け込むことができます。上品で静謐なイメージがあるので、場に落ち着きを与えたいときにも効果的です。

黒モルタル工法の魅力・特徴
POINT 01
芸術性の高い唯一無二の質感。モルタルに混ぜる黒粉の量を調節することによって、自由に濃淡をつけることができる。
POINT 02
モダン建築だけではなく和風建築にも馴染むシックな仕上がり。他の施工との組み合わせで黒モルタルを際立たせ、空間のアクセントに。
POINT 03
床、壁、そして家具にまで施工可能。黒モルタルの上にさらに防水塗装を施すことによって、シンクや洗面などの水回りにも適用でき、統一性のある空間を実現できる。
  • 芸術性の高い唯一無二の質感。
    モルタルに混ぜる黒粉の量を調節することによって、自由に濃淡をつけることができる。

    黒モルタルは、モルタルに黒粉を混ぜて好みの濃さを出していくのですが、練っている時の色と仕上がりの色は同じではありません。思ったよりも濃かったり、あるいは薄かったりすることもあり、まさに“出たとこ勝負”なのです。材料として難易度が高いことは確かですが、施工する職人によって出る味が変わるという、なんとも人間味溢れる魅力的な素材です。

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  • 洋風モダン建築だけではなく和風建築にも馴染むシックな仕上がり。
    他の施工との組み合わせで黒モルタルを際立たせ、空間のアクセントに。

    数ある左官材料の中でも、黒モルタルが持つ重厚感は格別です。どんな使い方をしても存在感があるので、全面に使わずに異素材との組み合わせでアクセントにすることもできます。
    洋風モダン建築はもちろんのこと、使い方次第で和風建築にもしっくりと合うので、高級和食店や住宅の和室などにも取り入れることができます。

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  • 床、壁、そして建具にまで施工可能。
    黒モルタル仕上げの上にさらに防水塗装を施すことによって、シンクや洗面などの水回りにも適用でき、統一感のある空間を実現できる。

    黒モルタルは土間や玄関ポーチなどに使われることが多いですが、内壁や建具さらにはシンクにも施工できるので、もっとも引き立つ場所に効果的に取り入れることができます。使い方次第で主役にも脇役にもなる黒モルタル。主張の強い素材なので部分的に取り入れるだけでも存在感は抜群です。

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どのような空間に向いていますか?

個性の強い仕上がりなので、コンセプトのはっきりとしたデザイン性の高い空間に向いています。土間や壁として大胆に面積を取り入れると重厚な空間になり、アクセント使いとしてシンクや家具などに使うとメリハリのある躍動的な空間になります。

作業の流れ、工期

黒モルタル工法の作業の流れは?

  • 1.

    施工箇所以外の場所にモルタルが付かないように周りを丁寧に養生します。

  • 2.

    他の左官の工程と同様に、下地として全面にモルタル用のプライマーを塗ります。床など日常的に圧力がかかる箇所への施工は強度を持たせひび割れを防ぐためワイヤーメッシュを入れます。

  • 3.

    施工場所が床であれば、黒モルタルを流しコテで表面を仕上げていきます。壁であれば薄く均一に塗りつけていきます。

  • 4.

    黒モルタルを下塗り、上塗りとして2回塗りつける場合もあります。1回目がよく乾燥してからもう一度上塗りとして塗りつけていきます。黒モルタルの場合は、見た目重視で均一にフラットな仕上がりにします。作業の難易度としては高いので職人の腕が問われます。

工期は?

  • 黒モルタルは水を加えると徐々に固まってくるので、1回で使い切る量だけを調合し一気に塗りつけていきます。そして、乾燥までに時間がかかるので、1度塗ったら1日~3日は間をあけます。2度塗りをする場合にはこの乾燥期間が増えるので全てを終わらせるのに1週間くらいかかると思っても良いでしょう。

施工事例

  • 飲食店、東京、六本木

    東京の六本木にある日本酒専門のお店です。
    厳選された5種の日本酒とそれに合わせた5種の肴をゆったりと楽しむための上質な空間が用意されています。
    土間部分に黒モルタルを施し、和モダンの都会的な土間に仕上がりました。

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